5教科合計200点の壁

ふくプロ・自立学習教室が、100点台~200点前後の生徒さんに伝えようとしているのは、スピード感です。

特に5教科合計で100点近くから150点近辺の生徒さんは、たいていの場合は特に能力に問題があるのではなく、

「もうついていけない」

と勝手にあきらめてきたか、

何も気にしてこなかったか(で、ある時ヤバい!と気付く)、

そういった感じです。

塾に入って来るときは、「いい加減やらないといけない。」と多少は思っておられるので、むしろ素直に指導を受け入れてくれます。

結論から言うと、

この生徒たちが5教科で200点を超えるのはたやすいです!

小学生時代も含め、どれだけ”学習”というものから離れていたかにもよりますが、何とかしようという気持ちがあれば、だいたい半年もあれば200点くらいには持っていくことができます。100点そこそこからのスタートであってもです。

最初の2カ月~3カ月は、最初にも書いた通り、この子たちのスピード感との戦いです。

新しい何かを教えるにしても、戻って戻って1からなので、それだけでも時間がかかります。それは仕方ないとしても、その新しい単元の指導後、「次来る時までにせめてこれだけ覚えてこよう、この問題だけは家で解いて答え合わせもしてこよう」と伝えても、たいていは「やろうとしたけどできませんでした。」「忘れてました」という返事。やってあっても答を写して終わり、みたいな。

そうなることはもうわかっているのですが、「ああやっぱり・・・」

3歩進んで2.8歩戻ります。

生徒は、今自分の学年が何を習っていて、それがどんなレベルのどんな内容で、それに到達するのにどれだけ時間がかかるのか、まったくと言っていいほど見えていないので、仕方がないと言えば仕方がないのです。

そこで、少しずつ現実を伝え、(私の場合)「なにやってんの!?このままじゃ何も先に進まないよ、ってこの前言ったよね。」と結構厳しいこともガンガン言いながら、同時に「やろうと思えば今の10倍くらいのことができるんだ」と(へたくそですが)励ましもしながら、生徒たちの意識・感覚を変えていきます

別に教え方のうまい下手はこの段階ではあまり関係はないと思っています。やや強制的にでも、読ませる、書かせる、ちょっと暗記させる、そのような作業をしつけていくだけで、様々なことを学べる段階です。

そんなことをしているうちに、体が慣れていくのか、本当にこの生徒たちの学習スピードは格段に上がっていきます。覚えることも、練習すれば覚えられるようになります。

さすが子供たちのパワーはすごいです。

また、割とみんな何か優れたものを持っていたりします。

 ・字がきれい、・ストレスなく文章はたくさん書ける、・計算の基礎がよくわかっている、・例題に従って同じように問題を解くことができる、・粗削りでうまく点数になっていなくても、実はものすごい英語力を持っている、・プログラミングをやらせるとピカいち、などなど・・・

私たち塾は、それぞれの子たちの持つすごさもしっかり見抜いてあげらる目を持っていないといけないですよね。このすごさをうまく生かせば、成績を早く上げられます。

私自身、そんなすごさに気づいてあげられなくて、つぶしてしまった子もきっとたくさんいるだろうと思っています。

さて、話をもどしますね。5教科100点台の子を200点に乗せるには、

スピード感覚を変える、これが最も重要 

だと思っています!という話でした。

なので、今5教科100点台の生徒さん、自分ではどうしようもないと思ったら、何からどのように、そしてどれだけ手をつければよいかを塾で学ぶといいかもしれませんね。

最初の数カ月は我慢です。そこは耐えよう!

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