立派になった教え子たち

英会話教室をふくめ、塾業をやって約25年、様々な子供たちに出会ってきました。最初は自分も若い、そしてだんだん生徒との年齢は離れ、今では生徒さんのお父様やお母様さえほとんどが年下という年齢(泣)になってきました。

その出会った生徒さんたちの中でも、ずっと連絡を取り続けてくれるありがたーい教え子たちもいます。

私なんかとずっと付き合ってくれるのですから、彼ら・彼女らも変わり者(笑)かもしれません。

うち何人かは、飲みの相手になり、へべれけになるまで付き合ってくれます。

英会話教室の最初の教え子(もう40歳くらい)は、有名なテレビや映画の助監督をやっています。

若いときはつながりも濃く、しかしだんだん付き合いはうすくなり、もう特に連絡はしていません。もう監督で自分の作品を作っているかな?

主婦になり、子供たちを立派に育てながら、飲むとわたしに説教までたれてくるママ(セレブでかわいいのだけど、自分が家で飲んだ勢いで夜遅くに電話してくることがあるので、その時は無視 笑)もいれば、小学校や高校の教員もいます。

ふくプロの卒塾生も、大学生になり、講師としてアルバイトをしてくれたり、そして大学を卒業し、公務員や名高い企業へ就職した子もいます。

先日、しばらく音沙汰のなかった、生徒から連絡がきました。

「来年一之江にクリニックを開業することになりました。」と。

彼も35歳くらいでしょうか。小5の時から高3までを指導し(といっても半分遊び仲間のような)、彼は彼の努力で優秀な成績を維持し、推薦で私大の医学部に合格をしました。人懐こくてかわいい生徒でした。

その後もちょくちょく連絡をとったりしていましたが、静岡の方で勤務をしていたため、10年以上ほとんど会うことはなく、別の教え子(前述の説教たれママ)とたまーに話題にする程度になっていました。

うれしいじゃないですか、少々社交辞令的かもしれなくても、わたしなんかに連絡をくれ、かつ「わたしが主治医になりますのでご安心ください。」てきなお言葉までいただきました。

私:「先日、痛風になって、これまで前例のないひどさだったよ。尿酸値以外は何の異常もないのだけどねえ。」と送ったら、

医者になった教え子:「僕も5回くらい痛風になってますので、その辛さはよくわかります。ご安心ください。」と。

これには爆笑、「お前には任せられん。」って心の中で思いました(まあ冗談ですが)。

だって、わたしは塾をやっていますが、「ご安心ください、わたしも受験失敗しまくってますので。」て言うと、生徒やその親御さんは、安心しますかね?

超不安になるのではないかな?(笑)

このお医者さんの、弟も歯科医となり頑張っています。この弟も面白い子で、楽しくお付き合いをさせてもらっています。*絶対彼らの方がはるかにお金持ちなのですが、立場上、そして年齢、そして私のカッコつけの性格から泣く泣くおごるという悲しい現実…まあ、会えるのも1年以上に一回、たまーにですけどね。

もう、同年代の友達との関係がむしろうすーくなってきた現在、教え子たちが何人この初老と付き合いを続けてくれるかが鍵。さみしい余生にならないための。

現在指導中の中学生や高校生と将来までお付き合いすることはほぼなさそうだけど、みんな自分の道で楽しく幸せに暮らしてくれるといいなと思います。

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